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マイケル・シェイボンの『ユダヤ警官同盟』を読んだ。
ピューリツァー賞受賞作家てのと題名がオモシロそうなので買ってみた。

あらすじ
シトカ特別区警察の刑事マイヤー・ランツマンは、
辛い過去を抱かえ妻と別れ、酒に溺れ、安ホテルで1人暮らしていた。
そのホテルの一室で麻薬中毒者が殺された。
殺された男は元チェスの天才でユダヤ教徒からは救世主と目された神童だった。

被害現場に置かれたチェス盤、、その謎に興味を引かれ、のめり込むように事件を追うマイヤー。
しかし、ユダヤ人が築いたその地は2ヶ月後に米国への返還が決まり、上司から事件を放置するよう命じられてしまうのであった―。

本屋で本書を手に取った時、帯にヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞とあった。
所謂SFの主要三冠王と云うことだ。
これはすごいと期待して読み出した。
が、ん???SF???
じゃないんだ、これが。
改変歴史小説です。
“if”の世界ね。フィクションだから当たり前か…

純文学してるし哲学してるしハードボイルドもしてる。
残念ながら追従にもミステリーはあまりしてないね。
それでも納得いく三冠王でした。

本書の舞台は2007年のアメリカ合衆国アラスカ州のバラノフ島。
そこにシトカ特別区というユダヤ人自治区がある。
つまりまだイスラエルが建国されておらず、流浪のユダヤ人の為の場所ってな設定。

ジューイッシュのことも色々知った。
ユダヤ人といっても大きく別れるんですね。
ディアスポラ以後、スペイン、ポルトガルに移住したのがセファリディム。
ドイツ語圏、東欧に移住したのがアシュケナジム。
シオニズム運動で争ってたイディッシュ語とヘブライ語の違いとか、。
ユダヤ教にもイッパイ派閥があるんだね。ハシディズム派の中にルバビッチ派があるんだ。。

中だるみの部分もストーリーをリアルにするためだから、色々勉強になったしハードボイルドしてるところがやっぱりいいね。読む価値充分アリ。
85点
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