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船戸与一の『虹の谷の五月』を読んだ。
873に船戸ならこれっ!と云うのを2冊教えてもらい、その1冊を買ってみた。

あらすじ
トシオ・マナハン、13歳。通称ジャピーノ。
行方知らずの日本人の父とエイズで死んだ娼婦の母の間にマニラで生まれる。
その後、元抗日人民軍の兵士だった祖父とセブ島ガルソボンガ地区で闘鶏用の軍鶏を育てながら暮らしていた。

奥地の「虹の谷」では雨期には真ん丸い虹が見えるという。
そこには元新人民軍のゲリラ、ホセ・マンガハスが住み着き一人で政府と戦っていた。
その場所に行く道はトシオをしかしらない。
ある日、日本から戻ってきたクィーンと呼ばれる女を谷に案内したことから内紛にまきこまれていくのである…

どう表現したらいいのかな、、
熱い、悲しい、切ない、。
兎に角、オモシロかった。
トシオの視点での一人称なんだけど問掛け調での文もオモシロい。

後進国のフィリピンの中でも超ど田舎で暮らしているトシオ。
毎日の食事はバナナと鶏肉汁、、
混血のジャピーノとみんなから云われ、それでも拗ねることもなく明るくありのままを受け入れるトシオ。
彼の純粋さには敬服します。スゴく輝いてみえた。
物語中、齢を重ねていくんですがいつの間にか逞しく一人前の男になっていた。
それにしても地区首長と取り巻きのやつら、ムカつく、、
あと闘鶏を生で観たくなった。絶対観たい。

僕がフィリピンと云って思いつくのは、
植民地、スラム街、二月革命、、あとはパブのチャンネーくらいのもんだ。
次からは『虹の谷の五月』を加えようと思う。
95点
是非続編を読みたい!
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