し

石黒耀の『死都日本』を読んだ。
書店で平積みされていて、メフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞受賞作と帯にあり買ってみました。文庫で622頁と厚めですがプロローグから意気なり引き込まれました。

あらすじ
西暦20XX年、九州は霧島火山帯で発生した噴火によって僅か1時間たらずのうちに南九州か壊滅状態に…
噴火後24時間で死者数は350万人、被害総額2000兆円。
しかしこれはまだ序章に過ぎなかった―

この噴火を間近で遭遇してしまった防災学者の黒木と宮崎日報の岩切は噴煙や火砕流、火山灰を避け安全な地域まで辿り着こうとする。
灰雲と土石流は今や西日本総てをのみ込み、首都東京に迫っていた。このままでは日本が破綻するのは時間の問題、、
菅原首相は全世界を相手に国家延命のため、大風呂敷を広げるのであった。
「神の手作戦」とは…

作中やたら解説が多いが、それがオモシロいから飽きるこはない。
以前読んだ真山仁の「マグマ」で地熱だの火山だのと少し勉強出来たおかげですんなり入り込めた。

火山噴火を古事記やヨハネの黙示録から巧く引用してる。霧島火山を地学的に分析しておいて、民族学的に天孫降臨伝説を被せてくるあたりとか実に巧い。他にも火山から黄泉へと、そしてギリシャ神話へと繋げたり、、読者はなるほどっと頷いてしまう。
火山大国の日本ではあってもおかしくない話。兎に角スゴいスケールで展開されてくリアリティ溢れる物語です。小松左京の「日本沈没」に匹敵する大災害小説です。是非一読を。95点
スポンサーサイト
// HOME //  NEXT
Powered By FC2ブログ. copyright © 2005 subolog all rights reserved.
プロフィール

sue

Author:sue
仕事関係のブログ [ネオン屋]
dinky signs
こっちもよろしく。



SNS
facebook/Hiroshiroh Sue
twitter/sue_sign

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ

カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

RSSフィード