黒

貴志祐介の『黒い家』を読んだ。
日本ホラー小説大賞受賞作ということで買ってみた。
ホラーと云っても怪物やお化けの類いではなく、人間の狂気のお噺です。

あらすじ
生命保険会社、昭和生命京都支社に勤務する若槻慎二は、今日も保険金支払いの査定に忙殺されていた。
そして窓口に1本の電話が、、
自殺しても保険金は出るのかとの問い合わせ。
若槻が電話をかわり説明をするのだが彼は恣意的にプライベートなことまでしゃべってしまう。

ある日、若槻を指名で苦情の電話がかかった。
彼は、その契約者菰田重徳と云う人物の家を訪ねた。
そこで目にしたものは…

前半は生保業界の内部事情を繊細に語り、保険金犯罪の様々なパターンなどを挿入して生保の実態をわかりやすく描き読者を引きつけます。
そして後半、追いつめられて行く主人公。
兎に角、畏いです。
ジャパニーズ・ホラーも捨てたもんじゃないですね。
久しぶりに畏いと思った。シャイニング以来かも。。

ディテールに至るまで確りと描いた作品です。傑作です。
畏いもの好きの人、是非!そうじゃない人もどうぞ。
90点
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